【MT車:オーストリアで教習所に通う】No.2 - 運転実施編
前回、教習所で講習を受けるバージョンを書きました\( ‘ω')/
今回は、教官と過ごした3日間の運転の練習についてお伝えしたいと思います!!
- オーストリアでの教習所のシステム
- 実施練習1回目:「半クラ」むっず
- 実施練習2回目:100km/h出したよ
- 実施練習3回目:まだまだクラッチを練習・そして市内
- 3回練習してみて感想
- 主人との練習の前にすること
前回の記事⬇︎
オーストリアでの教習所のシステム
前回の記事にも紹介しましたが、運転の練習は、2パターンから選べることになっている。
1つ目は、全ての運転の練習を教習所の先生と行うもの。
こちらの方が若干高いが、早く終われる。
2つ目は、初めの6時間は先生と運転+その後1000kmを運転できる人と行う+さらに6時間先生と運転してテストを受けて終了。
私は2つ目の、じっくりコースを選択。
免許の取得を焦っているわけではないし、20代前半とかで取るほど若くもないし(笑)、ゆっくりやっていくことに。
実施練習1回目:「半クラ」むっず
教官歴30年とかいうおじさん登場。
1回の練習で2時間行うシステムになっている。
教官との練習は初めは6時間なので、2時間x3回をまず行う。
1回目の練習は、教習所から先生の運転で、近くのトラックがたくさん並んでる駐車場で行った。
何から何まで私には初めて。
とりあえず教官が教えてくれる通りにしてみたけど、クラッチが泣けるほど難しい!!
初めての印象としては、クラッチが重い(押すのに力がいる)ので、足を押したまま維持したりするのがまずしんどい。
クラッチ重くて足しんどいんですけど。。。
はははは!トラックになるともっと重いから大丈夫大丈夫!
・・・トラックの話してへんし、って。
コーンを立てて、コーンに当たるギリギリで停車する練習、駐車場をグルグル回ってハンドルに慣れる練習。。。
そして、発進するのに「半クラ」地点を見つけないといけないようで、エンジン音を聞いて見つけていくのだが、クラッチって、押すのが重い=跳ね返ってくるバネの力がすごいんです!!!!
「半クラ」とは、文字通り、クラッチを半分押した状態のことで、その地点でクラッチを少しの間キープしないといけないのだが、キープするのがホント難しくて。。。
半クラの練習自体は、ちょっと坂になっているところで行った。
理由は、半クラを維持できれば、車は上にも下にも行かず、その場所をキープできるから。
ただ、どうしてもできない私をみかねて教官が、
うん、君にはちょっとこの練習は早かったかな
と言い残し練習終了w
くそーーー!!!!!!
実施練習2回目:100km/h出したよ
2回目の練習の時は、1回目の時とは違う少し若めの教官。
この日も教習所から駐車場までは先生の運転。
そして、前回学んだことを教えて?と言われたので伝えると、「じゃあグルグル回ってギアチェンジもして運転を見せて」と言われたので、言われた通りに実行、すると、
オッケー。じゃ、このまま駐車場出て、道路走ろうか
え?
2回目の練習でしたことは、2時間ずっと普通の道路を走ること。
まだクラッチもちゃんとできないのに・・・と思ったが、教官側にもペダルがあるし、なんかあってもなんとかなるか、、、ということで発進。笑
「ここは街の中だから50km/h!」
「さ、ここから80km/hまでオッケー」
「ここは100km/hまでいけるよ!」
「30km/hまで落としなさい」
などなど、いろいろ横で教えてくれる。
でも、「クラッチ」を焦ると先生が「クップロン」と言い、クップロンてなんだ?とパニクってたら先生に怒られ。
急にドイツ語で言うなよ・・・・泣
そういう、なんかもどかしいストレス?がホントストレスで。
自分の言語で教わるって本当に大切だなと改めて思った。
言い訳したくなる自分、理解できない自分、言語のせいにしたい自分、全てが苛つきでもどかしくて。
普通の道、ラウンドアバウト(交差点のグルグル回るあのシステム)、ちょっとしたトンネル、田舎の対向車との線がない道、街/村の中。。。
高速道路以外は走ったって感じ。
なぜかわからないけど、この時は発進も停車もあまり問題がなく、とりあえず走れた感じはあった。
怖かったのは、「ここでは80km/hまで出していいんだよ」とか言われても、怖くてなかなかそんな初めての運転でスピード出せなくて。
ていうか道路の上を走る自分のハンドルとかに集中するのに必死やのに、スピード出せるわけないやん!!
とスピードなかなか出さんかったら、「じゃ、スピード出さないなら手伝ってあげるよ」と、横でアクセルを踏む教官。
殺す気か
「ここは100km/hまでいいよ。ほら、やってみ」とまたまたアクセル踏んでくる教官。
そしてたまに携帯いじってる。
こんな私に命を預けれる彼もすごいと思ったわ。
そんな2回目の練習でした。
実施練習3回目:まだまだクラッチを練習・そして市内
3回目は1回目と同じおじさん。
2回目の先生ほどあまり無理はしてこないけど、若干ウダウダうっさいおっさん。
また道路を走る練習がメインで、あとはまたクラッチの練習。
今回は、市内の教習所からすでに私の運転。
普通の道での発進、登り坂・下り坂での発進の練習を田舎道で行い、ずーっと道路を走って、最後にまた市内の教習所まで戻ってくる、という内容だった。
田舎道では焦らずクラッチもできたのに、市内になって車がいっぱいになって、信号機も重なったりすると、自分もだんだん焦ってるんですよね。
後ろに車がいるから早く走らないと、とか思ってて、信号待ちの後発進の時に、クラッチを早く離しすぎてエンスト。
エンストに焦ってまたクラッチがうまくいかず、またエンスト。
最後の最後でエンスト3回くらいして、教官も呆れるw
そして、自分でもびっくりというか、マジで気をつけなアカンな、と思ったことが、右折するときに、間違えて左車線に行ってしまったこと。
日本では、普通ですよね。左車線だから。
でも、右車線のオーストリアでは自殺行為。
私がしてしまったのは、(しかも本能で!)こんな感じ。
下手くそな絵ですみません。
でも、わかりますかね? 左ハンドル、右車線走行なら、右折してももちろん右車線走らないとダメなのに、なぜか左に行っちゃったんです!!!!
左車線には対向車が幸運にもおらず、まぁ私も発進したてだったのでスピードも出てないし、大丈夫だったんですが、教官怒ってた笑
そんなこんなな教習最終日。
3回練習してみて感想
まだまだ自信もないし、最後の練習でやらかしたエンストや左車線走行がトラウマに。
そんな中、これから1000km(以上)を主人と練習することになる。
本当にクラッチが苦手で、もう何度も心が折れて泣きそうになったり。
普通にAT車にしてくれよ。。。。
でも、もうやると決めたこと。練習するのみなのです。。。。
事故だけが心配。
主人との練習の前にすること
2つあります。
- 運転の練習を一緒にする人(私の場合は主人)が、教習所にて2時間ほどの指導クラスに参加しないといけない
- 警察へ行って、運転の練習してもいいですよ、という紙もらうための申請をする
指導クラスに参加した後に、よく見る「L(運転練習中のマーク)」文字をもらえる。
そして、警察への申請後は、郵送にて1週間以内に「許可書」が送られてくる。
さぁ、もう練習できる状態になりました。。。
怖いけど、やるしか・・・・ないっ!!!!!!