【ビザDの取得まで】妻:オーストリアへ帰国のためにビザを取得
2020年7月現在・・・
オーストリアの日本人を含む、入国制限措置の継続が発表されて、とにかく落胆し、どうしたらいいんだと思っていた矢先、オーストリア大使館から朗報が届いた。
ビザDを申請しにきなさい
状況:現地点の私たちのステータスをサクッと
《2020年》
3月:日本にて入籍
4月:日本にて挙式、4月末で会社退職
5月:予定ではオーストリアへ移住だったが、コロナのせいで私が入国できず待機。
6月:ひたすら待機、7月のコロナ状況下でのオーストリアへの入国情報のアップデート待ち。
7月:オーストリアはEUの例にはならわず、引き続き日本人入国不可とのアップデートが。オーストリア大使館のHPにも9月末まで状況は変わらないと記載あり。
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どうにかならないか、と主人がオーストリア大使館へ相談
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では、東京のオーストリア大使館までビザDの申請にきなさい、と言われて行ってきた ←ここの話\( 'ω')/
ビザDの申請までの経緯
6月15日にEU圏間の行き来が緩和されたことで、7月には第3国の日本もオーストリアに行けるようになるかもね〜、なんてのんきなことを言っていたのだが、大間違い。
7月1日のオーストリアの首相のコメントで私たちは一気に青ざめることになる。
オーストリアのアレクサンダー・シャレンベルク外相は1日の記者会見にて「EU勧告はあくまでも勧告にすぎない」として、オーストリア政府としては日本を含む欧州域外からの入国制限措置は当面継続すると発言
え?
同時にオーストリア大使館のHPを見てみると、
オーストリアに現時点で入国できるのは、ビザDなど滞在許可を持っている人のみ。
そして現在、滞在許可およびビザDの申請を受け付けていない。
・・・とりあえず9月末までは確定で、それ以降もまだオーストリアへ行けるかわからない状況、ということだ。
パニクった主人は、オーストリア大使館へ状況を説明、相談してみることにしたのがきっかけだった。
”特別な例”のビザD
まず、ビザDとは?
オーストリアの短期滞在ビザ (ビザD): オーストリアで最長6ヶ月の滞在が可能、その期間中シェンゲン協定加盟国でも最長90日の滞在が可能。オーストリアで最長6ヶ月まで外国雇用法上、許可制あるいは申告義務のある特定活動を行う日本パスポート所持者、オーストリアの該当機関における客員研究員、科学者、インターン、研修生もこのビザを取得して下さい。 引用:オーストリア大使館
ということで、本来は配偶者のうちのような人向けではなく、オーストリアで「特定活動」をする人たちが入国時に使うビザのことのようだ。
なので通常は、普通に観光ビザで入国して、そのあと在留資格(配偶者ビザ)を取る流れになるのだが、 うちの場合は、そもそもコロナのせいで入国すらできないので、在留資格の申請ができないのだ。
というか、後から大使館で聞くと、在留資格の申請をオーストリア大使館でできないこともない、らしい。
ただ、在留資格申請時に必須の、無犯罪証明書やドイツ語の証明書も現時点ではなかったので、とりあえず、というかとにかく入国ができるビザDでオーストリアへ入国して、そのあと向こうで在留資格の申請をしよう、と決めたのだ。
※ちなみに、ドイツ語の証明書がなくても、英語のレベルを証明できたり、何か他のもので代替えができるケースもあるそう。それについては大使館の管轄ではなく、オーストリア当局へ問い合わせして、と言われた。
「コロナでこの状況なので、特別にあなたの配偶者(私)にビザDをお渡しできるように進めるので、必要書類を持って大使館へ来てください」《大使館の方に感謝!》
と言われたと同時に、では予約は翌週の朝で、と予約まであっという間に決まり、実質4・5日間の間に全てを揃えることになったのだった。
必要書類
では、さっそく持っていく資料をまとめます。
って、全部主人が用意してくれたんやけど・・・w
ちなみに、先に言っておくと、申請自体にはお金はいりませんでした!
では、それぞれのブレイクダウン。
申請用紙
こちらからDL (右側にあるビザDの申請用紙をクリック)
申請者(私)の名前、住所、パスポート情報などなど、とりあえず記入していく。
※この時点でフライト情報などもこちらに記入する必要があるため、フライトを押さえておく必要がある。
もし何か抜けているところがあれば、その場で大使館の方がここに書いて、など指示をくださるので大丈夫です!
写真は貼らずに提出し、大使館の方が貼り付けてくださいました。
パスポートサイズの写真
※顔の大きさに規定があるようなので、くれぐれも注意。
※写真の背景は白のみ。
これはちょっとミスりましてね。
わざわざカメラ屋さんまで行ってパスポートの写真を撮ってもらったのに、既定のサイズ(顔の大きさの問題)じゃないとダメだそうで、結局大使館近くにあるインスタントボックス?で写真を撮るハメに。
なので余計に、写真を申請用紙に貼り付けてなくて良かった〜って感じw
婚姻受理証明書
※アポスティーユ&翻訳つき
これは、日本で入籍したあとに市役所で発行できるもの。
日本で結婚した後、オーストリアでも結婚登録をするために用意した原本があると思うので、それでOK!
婚姻受理証明書についての詳しい記事↓
結婚証明書(オーストリア発行)
こちらも、オーストリアにて婚姻登録が済んだ後に大使館に依頼して、証明書を発行してもらった原本があるはずなので、それでOK!
うちらの場合は、この証明を発行してもらって受け取るまでに約4ヶ月かかったけどね・・・
結婚証明書についての詳しい記事↓
戸籍謄本(改姓後の分)
※アポスティーユ&翻訳つき
これも、オーストリアで結婚登録をするために用意した原本があると思うので、それでOK!
戸籍謄本についての詳しい記事↓
旅行保険証書
私たちの場合は、Europäische という保険会社で6ヶ月分(180日分)を購入。
入国日から180日間分です。
マストでカバーしておかないといけないのが下記2点。
- 最低補償額が3万ユーロ
- 帰国費用も含まれていること
保険証書と、このような何がカバーされているかの説明など、購入後にメールにて送られてくる。
それぞれコピーして持っていく。
フライト確定書
大使館のHPにもあるように、フライトの3週間前までに大使館へビザ申請に行く必要があるため、私たちは少しだけ余裕見て、ビザ申請日の約1ヶ月後あたりのフライトチケットを購入することにした。
直行便を二人分払うとなると大金になるので(しかも今は少し高い気がする)、ドバイ経由のエミレーツで帰ることに。
フライトを取るとき注意しないといけないのが、経由しても良いが、シェンゲン協定加盟国以外の国で経由すること!
シェンゲン協定加盟国内間での移動は、基本パスポートへの記録がなされないため、実際いつオーストリアに入国したかわからなくなってしまうから。
シェンゲン協定加盟国の領事館や大使館は原則として全てのシェンゲン協定加盟国で有効な「シェンゲンビザ」を交付する。通常シェンゲン協定加盟国間の国境において入国審査はない。
通帳
※コピーは6ヶ月分で大丈夫
てゆうか、いくらあれば十分な資金と言えるのだろうか?
わからないけど、とりあえず100万ほどあれば良い感じ。
オーストリアの家の契約書
オーストリアでの住居の証明も、私の名前も入れて契約書をアップデートしたものを提出。
彼が書いた招待状
気がついたらもう作成されていた招待状がこちら⬇︎
大使館のHPにはEVE(Elektronische Verpflichtungserklärung=所定の電子版招待者保証)が必要とあるけど、主人の調べによると、これはオーストリアにいる人がオーストリアで警察とやりとりしてできるものだから、自分はGoogleで調べた方法で招待状を書いたよ、とのことだった。
そのモデルの文章がこちら
その他:念のため持って行ったもの
特に必要書類にはないものだが、念のため持って行ったところ、「もらっておきます」ということだったので提出した。
住民票や出生記録は、以前主人がホリデーで一時帰国した時に念のため取得してきたもの。
⦅持って行ったけど提出しなかったもの ⦆
- 主人の残高証明書
- 私のドイツ語コース終了証書(コースを受けたよっていう証明書、テスト合格した証書ではないので結局意味ないw)
- 私の大学修了書
- 4月まで勤めていた会社の在籍証明書
返信用封筒
これは赤いレターパックをコンビニで買って持っていくこともできるが、大使館でもお金を払えば購入できるので、大丈夫でした。
申請完了後にもらう書類
申請後にもらった書類が3つ。
- 申請したという記録書
- コロナの隔離に関する規定書(3ページほどドイツ語で)
- コロナの規定書を確認したという証明書
本来は記録書だけなんやろうけどなぁ・・・
これがビザDだっ!!!
オーストリア大使館へ行ってきたわずか3日後に、待ちに待ったビザDが手元に届いたっ\( 'ω')/
こちら届いたビザD⬇︎
パスポートに貼り付けられてきます。
やっとやっと。
一度は落胆したけど、思わぬ方向から、予定より3ヶ月遅れでオーストリアに行けるんだ・・・と、何だかまだ夢のよう。
出国まで約1ヶ月あるので、 その間にかき集めれる書類を集め回したいと思います\( 'ω')/
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